全国的に広まっている新型コロナウィルス。
今年の試験を控えている人にとっては「試験がちゃんと実施されるのか」心配される方も多いと思います。
そこで今回は、予想される2020年の公務員試験での新型コロナウィルスの影響についてお話したいと思います。
日時・場所の変更
例年と比べて今年は東京オリンピックが開催される関係で、春の国家公務員試験の日程も試験日から1次合格発表までの期間が短かったり、面接期間をオリンピック開催まえに終了するような日程が組まれていました。
それに今回の新型コロナの影響が出てくるということです。
春の試験は3月下旬から申し込みが始まります。
試験2週間前には受験会場のお知らせもくると思いますが、通常の試験会場は大学を使用していますから、もしそこで感染者が出た場合には、会場の変更や試験の延期が予想されます。
試験制度の変更
また市町村試験では会場での混乱を避けるために、SPI試験などの外部のデータセンターを利用した試験を実施する自治体も出てくる可能性がありますから「例年通り」と高を括るないで要項をしっかりチェックする必要もあるでしょう。
夏休みが無くなる
現在は小学校から高校まで臨時休校になっていますが、この休みは年内中に取り戻すことになりますから、新型コロナウィルスが春に収束した場合、夏休みが1ヶ月近く無くなる可能性があります。
高校生は死活問題
現役高校生で公務員を目指す人にとっては、学校の授業のない夏休みに一気に力をつけて9月に突入していくのが合格のパターンですので、それが無くなるのはまさに「死活問題」です。もし現役合格を狙うなら、この春休みにレベルを上げておく必要があります。
試験への対策
- 大都市の試験は会場、日程変更に注意すること
- 地方試験は出来るだけ地元で受験する
- ホームページやメールの連絡チェックを頻繁に行うこと
- SPIやSCOAなどの対策にも目を通しておくこと
- Skypeなどのテレビ面接にも備えておくこと(民間企業は導入している)
感染予防への対応
- 不用意にOBOG訪問に行かない
- 小規模でも説明会には参加せずに紹介ビデオなどを参考にする
- 大人数が集まる講習会には参加せずに、席間のあるカフェや自宅や図書館で勉強する体制をとる
まだまだ街中では、危機感のない人がたくさんいます。感染しないように十分注意しながら試験対策をしっかり進めて行きましょう。
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