まず始めに
当たり前の話ですが、公務員になるということは高校を出て働くということですから、まず社会人になる自覚を持ちましょう。
よく、もう勉強したくないから高校を出たら働くと言って、公務員を目指す人がいますが、それはやめた方がいいかもしれません。
公務員になったら法律や法令にしたがって仕事をしますから、どんな職種に就いても必ず勉強はついて回ります。これはどんな仕事に就く場合でも同じです。就職は人任せではいけません。先生や家族の協力に頼っているだけでは社会に出ることはできませんから、まずは、自分で調べ、自分で動くことを心がけてください。
受験できる試験を調べる
高校3年生で受験することを決めたら、受験できる試験を調べてみましょう。試験は地元の市役所の試験だけではありません。国家公務員や都道府県の試験もありますからインターネットを使ってどのような試験があるのか、どのような仕事があるのかを調べてみましょう。
高校生が受験できる国家公務員試験はこちら、
裁判所事務官や国会で働くことも・・
地元の都道府県や市役所の試験はヤフーやグーグルから「〇〇県職員採用」、警察官試験なら「〇〇県警察」の用語を入力して検索します。
1人でいくつも受験可能
公務員試験は一人でいくつもの受験が可能です。そういうと「当たり前じゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、高校生が民間会社に就職するときは「ひとり一社」しか受験することができません。それも世間で出ている就職情報を勝手に見つけて応募することはできません。必ず高校にくる求人を元に就職することが決められています。高校生の就職には「公務員」をオススメするのはここにも理由があります。
もし落ちたら・・
先生に「公務員を受けたい」というと、「大学に進んでから受験したらどうか」と勧められたり「落ちたらどうするんだ」と言われることがあります。高校では、あなたが卒業するときに「進路未決定」で卒業することを極度に嫌いますので、その辺りを保護者の人と決める必要もあります。とは言うものの大学受験がうまくいかなければ次の年に受ける人もいますから、うまくいかなかった時の話は別に就職に限ったことではありません。
予備校に行かないといけないか?
失敗ができないと考えれば、当然、大学受験と同じように公務員受験の予備校に通うことを考える人もいるでしょう。でも街中にある公務員予備校は、大学生や社会人向けの「専門試験」の対策が必要な人向けの講座がメインで、国語や社会といった一般教養だけで受験が出来る高校生の公務員向けの講座はあまり充実していないのが現状です。それに定期テストや部活動などがある中で予備校に通う負担はできれば避けた方がいいと思います。
そのほかにも、勉強の仕方や実際に合格した人の声、また保護者の方の心構えなどのテーマをまとめたサイトもありますので、そちらも参考になさってください。
高校生の現役合格のためのページ