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大学に行きたくない

学校を辞めたいと言われた親が、必ず実践したいポイント5つ

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1 こじれる原因を避ける

親子の関係がこじれる一番の原因は、子供の話を聞かないこと。

「せっかく苦労して大学まで進ませたんだから、せめて卒業して欲しい」

気持ちは分かりますが、まずはグッとこらえて、お子さんの話しを聞くことに集中してください。

話しやすい雰囲気を心がけ、何も話すこともなく、ただお子さんの話しをさえぎらず聞いてください。

それが解決の第1歩です。

お子さんの話しが終わったら、「話してくれてありがとう」と伝え、結論を出さずに、その日は終わりましょう。

2 マインドセットを確認する

お子さんの話しを聞いたら、あなたのマインドセットを確認します。

お子さんに自分の考えを話すのは、まだです・・

マインドセットはあなたの価値観やこだわりのベースですから、変えたくないもの。

もちろん変える必要も、お子さんに合わせる必要もありませんが、

あなたの考えを強引に押し付けてはいけません。

なぜなら

かなり高い確率で「後遺症」が出るからです。

後遺症と表現しましたが、

親子関係の断絶、引きこもりなど、回復に長い時間がかかるトラブルは避けなければなりません。

あなたにこだわりがあるように、

お子さんも自分の価値観を大切にしているはずです。

目指して欲しいのは、

お子さんがどんなことを考えているのかを知り、

あなたとお子さんの価値観やこだわりの共通点を見つけることです。

「共通点なんてあるのか?」

そう心配される方も多いかもしれませんが、

あなたのDNAを少なからず受け継いでいて、家族として一緒に暮らした経験もあるのです。

必ず、共感でき、共有できる点はあるはずです。

では、どのようして、共通点を見つければいいのか?

それには、はっきりとした方法はありません。

あなたのお子さんとの関係や生活してきた環境が影響しているのは間違いないですから、

共通点が見つかった5つのヒントをご紹介します。

1 昭和と平成 

2 学生生活

3 雇用の形

4 人間関係

5 多様化

聞いたお子さんの話しを元に、この5つの価値観を探ってみてください。

その際には、

要点やキーワードを思いついたらメモを取るとよろしいかと思います。

3 話しをする時の注意点

自分の主張を押し付けないようにと注意したのは、

お子さんの意見を尊重するという理由からではありません。

あくまで「フェアー」に話しを進めるためです。

親であるあなたが「自分の考え」を押し付けないことで、

お子さんも「自分の考え」を押し付けづらくなります。

また親子ですので、

カウンセラーとお子さんとのやりとりではありませんから、

会話やコミュニケーション本に書かれている通りにする必要もありません。

4 第三者を入れる時の注意点

「親子だけで話しをしていたらはケンカになってしまう・・・」

話し合いができそうにない時、

第三者に入ってもらうことを考えるでしょう。

第三者は、親類や兄弟になることが多いかもしれませんが、

人を選ぶときには、

必ず、どちらの味方でもない人を選んでください。

親と同じ考えを持つ人が入れば、

お子さんは当然、

「二人で説得しようとしている」と思い、

話し合いを拒否し、

親子で納得のいく状況を作ることは

難しくなるでしょう

5 「親離れ」を再考する

これは親と子の価値観の違いを探す中で、

気が付いて欲しいことでもあるのですが、

あなたは

子供はいつ、親から離れるべきかと考えていますか?

おそらくご自分の経験や世間の風潮からも

「高校を卒業したら」と考える人は多いのではないでしょうか。

私たちの昭和時代は

子供がたくさんいて、大学浪人も沢山いて、女性は短大に進学するのが人気でした。

進学といえば、クラスに1冊、でっかい「進学ガイドブック」があるだけ。

就職は担任の先生が、

「じゃあ、お前はここを受けろ」

みたいな感じで、

何か沢山の選択肢があるような社会ではありませんでした。

何と言っても

同級生も多いから、競争も激しいし、

大学受験も一般受験が大半。

選択も何も、

今の現実を受け止めるしかない時代でした。

それを不幸だと感じるかどうかは

個人差があると思いますが・・。

ところが今は違います。

お子さんは

幼稚園や保育園に入るところから、

「一緒に遊んでもらいたい時は、『仲間にいーれーて!』と言いましょう」と

先生からノウハウを教わります。

水泳、かけっこ、逆上がり、99の覚え方・・

自分で考えなくても、塾やユーチューブを見て、

そのノウハウを学び、

悩んだり、嫌な思いをしないような社会の中で、生活してきました。

「頑張れば、何でもできる・・」

きれいごと、理想論ばかりが謳われ、

リアルな現実は二の次。

高校に入れば、総合学習の名の下に、

職業紹介や実習が大学や専門学校の出前授業で行われます。

「自分にはいろんな選択肢がある」

子供の頃からこんな環境で生きてきたら、

誰だって、そう思うはずです。

選ぶ力がある子なら、いいかもしれません。

でも、そんな子はごく限られています。

自分の今に、目を向けることができず、

夢や理想だけを語り、

いろんな選択があると思い込まされたら、

それは、

まだ親離れできていないと考えるべきだと思うのです。

「もう高校を出たんだら、自分で考えて将来を決めてくれ!!」

あなたが、そう望んでいたとしても、

現実を見据えて生きていけない子を突き離したら、

間違いなく、

悪い大人に利用される人生を歩むことになります。

あなたが思っている常識や周囲に惑わされることなく、

お子さんが自分の力で物事を判断して、社会で生きていけるようになるまで、

子離れの判断をなさらないでください。

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