公務員試験は春と秋の2つのシーズンに分かれていますが、春の試験を受けた人はそろそろ内定先を決めて、ほっと一息ついているかと思います。
また秋の試験から参加し始めた高校生や春の試験にリベンジしている人は、勝負の10月を迎えました。
特に高校生は初めての就職面接ですから、より大変かと思います。
そこで今回は10月に面接や集団討論がある人に向けてのアドバイスをします。
1 暇な期間に注意
合格発表は10月上旬から試験ごとに始まります。この発表までの期間は1週間から長いものだと3週間くらいあります。この期間はお休みではありません。「1次試験の手応えがないからダメだ」と落ち込むための時間でもありません。もし難しい試験だと感じても合格点は下がるのですから、合格の可能性もあります。諦めず2次試験の準備をしてください。
1次試験の時は「他の人は1日にどれくらいの勉強をしてますか」とか「どんな教材を使ってますか」と細かい質問をするのに、結果も出ていないのに「勝手にダメだ」と思いこんだり、試験があると分かっているのに何もしない、、こういうマインドセットを直さない人が掴みかけた内定を失うのです。
2 合格発表に注意
あなたは受けた試験の合格発表日時を把握していますか?
もし確認していなかったのなら、この時点でライバルに大きな差をつけられていると思ってください。試験によっても色々ですが、合格発表から2次試験までの日数が7日程度という試験はザラです。合格発表はインターネットで発表になりますから、すぐに確認できるようにしましょう。「通知が来て確認するから、、、」などと余裕ぶってはいけません。郵送がネット発表から2日遅れれば、7日の準備期間が5日になります。1次試験の対策で2ヶ月が無くなったら大騒ぎするのに、自分の都合のいいように物事を解釈しているようでは不合格を自分で引き寄せるようなものです。
3 試験の説明に注意
「1次試験に合格した!!」
胸は高鳴り、まずは色んな人に連絡をする・・両親、兄弟、クラスメイト、幼なじみ、ついでにSNSと・・・今までの努力が報われた一瞬ですから、みんなに褒めてもらいたい、「よかったね」と言ってもらいたい・・気持ちは分かりますが、試験はまだ終わっていません。
2次試験の説明を確認していますか?
今までにあった、ちょっと信じられない例を挙げておきますと、
試験の日時を間違えた。
受験会場を間違えた。
体力テストで上履きを忘れた。
面接カードが入っているのに気が付いていない。
電車の運休を当日知った。
信じられないと思いますが、信じられない結果が出れば、
同じように
信じられない行為に及んでしまうのが人間です。
十分に注意してください。
1次試験を突破したら要項を再度確認して、2次試験で何が行われるのか、日時、場所を見る、送られてきた書類で準備すべきものは何かを確認しましょう。
最近の出来事でも、確認をしっかりしないでプログラムを申し込んだ後にキャンセルされたご家族がいました。もちろん悪気はないのでしょうけどレッスン時間を調整して、スタッフが時間を用意して、講座開始の準備をしているのですから、実施する側には迷惑がかかっています。
このような不注意で起こる周囲への迷惑は
市民、国民の税金で行われる公務員試験では、不合格なるのが当たり前だということを忘れないでください。
4 裏切りに注意
「1次合格したら面接指導をしてくれる」そんな、口約束をしていた講師が、突然用事ができたと、面接指導をしてくれない。先生に頼もうとしたら、推薦入学を希望している人の指導で手が回らない、部活の指導でやってもらえない・・
ちゃんと2次試験の対策をフォローしてくれる人の約束は押さえていますか?また面接は平日に行われることもありますし、試験によっては夜遅くなることもあります。1次試験にたくさん合格していれば、本当の意味で「体力勝負」になりますから家族の応援も不可欠です。。
5 天気に注意
10月の中旬までは台風にも警戒する必要があります。Uターン就職で地元の戻るのに飛行機が飛ばないなど、事前に天気予報を確認するくらいの余裕は欲しいところです。ちなみに週末に台風が接近するようです。
頑張って、せっかく掴んたチャンスです。ちょっとした不注意で台無しすることのないよう、最後まで気を抜かずにやりきりましょう。